« 2009年5月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年6月

記憶に残る客

先日、フランクがまたやって来た。

ゲストハウスには毎日、色々な客が来ては去って行くわけで、客の名前を憶えているという事はほとんどない。のだが、フランクは前回来た時の印象があまりに強く、顔を見た途端にその名前がよみがえってきた。

フランクはドイツからの旅行者でチェックイン時にビザを確認すると、彼のビザはすでに切れている状態だった。つまり、不法滞在。それでもタイでは、超過日数分の罰金を払えばなんの問題もなく、出国、ビザの更新をする事ができる。それで私達は彼に、急いで入国管理局に行く事をすすめた。すると彼はその時になってやっと、自分のビザ切れに気づいた様で『ううむ。』と言ったまま考え込み元々シリアス気味な顔をさらにシリアスにして『どうしたらいいんだ。。。』と言う。イヤ、だから入国管理局に行けば済む事だってば。

通じているのかいないのか、彼はフラリと出掛けて行った。

午後になり、向かいにある法律事務所から出て来たフランク。

フランク『弁護士に相談してみたが、入国管理局へ行け。と言われてしまったよ。』

そりゃそうだ。

それで翌日、メーサーイ、タチレクという国境にビザ更新に出掛けて行ったフランクなのだった。

次の日、ロビーで英語の宿題をしている私に『キミは日本人かい?』とフランクが話し掛けて来た。そうだよ。と答えると突然

『takashi miike って知ってるかい?彼は素晴らしいよ!』との事。

おお、三池崇史か。私も好きだよ。でもドイツでも有名なの?と聞くと、そんなでもないがボクは大ファンなんだ!!と言って、三池崇史の素晴らしさについて語るフランク。中でも『Dead or Alive』が好きとの事(笑)。確かにすごいオチだよね。私も公開時、中野の映画館で見てラスト度肝を抜かれたよ。つか、ズコってなった。面白いなフランク。

英語のクラスまであんまり時間がないんで、早く宿題をやっちゃいたいんだけどさ。と焦る私を前に、フランクの三池崇史トークは止まらない。。。

最後になり『ボクの名はフランク。自由みたいな、そんな感じかな。』と言うセリフを残し去っていった。ああ、日本でもフランクな人っていうよね。ふむふむ。

という訳で、そのシリアスな顔とともに記憶に残るフランクなのであった。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

メモ書き

今朝、起きてきて一人でゲストハウスの朝の準備をしていると、夜番をしているスタッフ、ジョンさんからの連絡メモが目に入った。そこにはタイ語で

『ゆうべチェックインした306号室、ちゃんと見張っていてください。彼は頭がおかしい。』

どんなメモだ、ジョンさんよ。

怖いよー。

というか、なんでそんな人をチェックインさせてるんだ?断ってよ。

頭がおかしいって、どうおかしいのさ。

他のスタッフが起きてくるまで1時間、ビクビクして過ごした。

午後になって、その頭のおかしい人が降りて来た。

普通の気のいいおじさんだった。

ネットでチケットの予約がうまく出来ない老夫婦を手助けしたりしてあげてる。

なんだ、良い人じゃん。

ゆうべ、ジョンさんと彼の間には一体なにが?

| | コメント (3) | トラックバック (0)

« 2009年5月 | トップページ | 2009年8月 »